一昨年の暮れに父が亡くなり、昨年度は親族や親しい人が多くご逝去されました。
不幸は一度始まると連鎖するのかと考えさせられるような年でした。
そして今、命の灯が点滅しています。
元気なうちは当たり前のように今も変わりなく過ごしているのだろうという
勝手な思い込みがあるのだと思い知らされる日々です。
年明け早々からこんな話をするのはどうかと思いますが
改めて命には始まりと終わりが必ずくる、ということを感じて欲しかったのです。
生命は始まり終わりが訪れる、変えられない事項なのです。
もし不老不死があったなら人類の滅亡は避けられないし
人口の減少が続いても滅亡します。
つまりは何事もバランスが整わなくてはいけないのだとおもいます。
大きなバランスはともかくとして命がある限り、
苦しみも悲しみも喜びも楽しさも大切にした方がいいということです。
悲しみや苦しみに覆われ続けて自分ばかりを責め続け
一度は自分を捨ててしまった私がここまで生きて来れた事
本当に感謝しかありません。
あの時に諦めていたら今見える景色は見られなかったのです。
誰からも必要とされていないからと私の命が消えても大丈夫だろうと
考えていたあの頃、今思い返せば少しは役に立てたのかな?
と思うような出来事もありました。
たぶん、人は誰かに認めれなくては生きがいを感じられないから
他人と比べてしまい自分の生きている価値がないと思うのでしょうね。
直接は誰かのためになっていると感じられなくても
きっと誰かの助けにはなっているし、なれるのだと思います。
それが自分自身で身をもって感じられないことの方が多いから
自分を大切に出来ないし、しないのだと思います。
今も時々考えています。
本当に私は生きていていいのだろうかと。
答えはなくていいんです、たぶん。
そんな偉そうに自分の存在意義なんて考えるほど私は立派な人でありません。
ただやれることを一生懸命探して、ぶつかって、倒れて、また立ち上がって
本当に体が動かなくなるまで自分の気持ちに正直に生きていけたらいいのです。
大切にすることと、しないこと。
これって案外明白には線引きできていない事が多くて
割り切る気持ちって大切だと思います。
