
◇ 結婚する事
近年、結婚する人の割合と出生率が減少傾向に
あります。
結婚しても晩婚化、それに伴い高齢出産で
女性の身体にも大きなリスクがかかります。
日本の風習?か流れなのか?
「 今の時代、みんなの婚期が遅いからまだ大丈夫 」
と思っている人も多いのではないでしょうか?
または仕事が忙しすぎて気が付いたら年齢が・・・
という事もあるでしょう。
それはそれで良いのです。
しかし、問題は人生設計の内に 「 結婚 」 が含まれているとするなら
「 子供がいたら良いな 」 という気持ちがあるのなら
一度しかない人生です。
早目に人生のスケジュールに組み込んでおいた方が良いと私は思います。
私はどうしても30歳を越える前に結婚する!
と考えていました。
子供の有無は考慮していませんでしたが
振り返ると決断しておいて良かったと思います。
初産が高齢であると母体のリスクが高くなること。
子供が成人する計算をしたら教育のために費やす時間と経済力。
逆算をしたらご自身の人生ではいつ頃が適齢期なのか?
が見えてくると思います。
経済的な不安もありましたが20歳~30歳代は気力で体を酷使できます。
しかし40歳を過ぎると体も気力では乗り越えなられなくなり、
さらに40歳を境目に色んな出来事が起きてきます。
人それぞれですが、親の介護問題や仕事上でも行き詰まったり
色々な方からお話を伺うと何かしら戸惑うトラブルが増えてきます。
万が一、離婚になったとしても
昔の日本では 「 離婚 」 はイメージが悪いことでしたが
現在では自由な生き方を選択ができます。
一度、ご自身の人生プランについて考える機会があっても良いと思います。
◇ 離婚する事
私は離婚の経験がありませんが、知人には珍しくはない出来事です。
原因や離婚に踏み切った勇気に法則はありません。
100組のご夫婦には100通りの理由があります。
それは気にする事ではないでしょう。
いかにお互いがその先の残りの生き方を選択するか?
お互いが幸せになるためのポジティブな決断をするかが大切だと思います。
「 離婚 」 した事が悪いことというイメージ
建て前や周囲の目を気にして我慢することも恥じる事もないと思います。
これから挙げる例は私が実際に関わった案件です。
何十年ぶりに会った同級生 (男性) ですがあまりにも浮かない表情
というより覇気が感じられないので気になり話しかけてみました。
雑談をしているうちに
「 結婚生活が上手くいかなくて離婚する事になった 」
と話してくれました。
彼は初婚、奥様は中学生の娘さんがお一人いらした離婚歴がある方でした。
ご夫婦の仲は良かったのですがお嬢さんが彼に馴染めなかったようです。
実質家庭内別居状態が続いていて気が滅入っていたようです。
それを周りの人達に大っぴらに話題にされることが嫌だったのだと思います。
私は周囲の人に悟られないように聴いていました。
その時、私は一度は人生を諦めて自殺しようと考えていたけれど
今生きていて良かった、という身の上の話をしました。
生きていなければこうして話す事も、見られなかった景色もあったのに
辛い現実は続いているけれどいつ命の灯が消えるかわからないし
こんなに頑張ってきた自分をこれから労わってあげないと可哀想だ、
というような事を話しました。
良くも悪くも私の人生はこれきりだから自分をこれからは大切にしよう・・・と。
だからこれからは自分に正直に、趣味を楽しんだら良いのでは?
というような内容を伝えました。
今はすっかり元気になり、仕事を一生懸命にして週末は趣味を楽しんでいます。
表情も生き生きとして人生を謳歌しています。
「 人はいつ命が尽きるかわからないのだから一秒を大切にしている 」
その私の言葉をまるで自分の事のように引用されているのは・・・
心外ですが・・・(;´・ω・)
日本人は個人の意見を尊重するよりも
「 本音と建て前 」
の言葉が表すように常に周囲の人の目を気にし過ぎているように感じます。
自分の気持ちよりもルールや法則、習慣に縛られる傾向があるから
感情を抑制し過ぎて必要以上に神経質になりうつ状態になりがちです。
また、スキャンダルのような噂をするのが好きなのが人間の性。
人間社会で生き辛さを感じる大きな要因であると思います。
「 誰も私の意見や考えに賛成してくれない 」
「 味方が誰もいないのでは? 」
と自己否定し続けて自分を大切にできなくなるから苦しくなるのです。
心理カウンセラーは、考えや感情を良いとか悪いとか判断するのではありません。
また占いのように未来を予言めいた方向性に導く事でもありません。
「 現在の状況、感情を整理して何が心を曇らせているのか? 」
「 嫌な感情を嫌ではない感情に変えて、自分を認めてあげられるようにする事 」
だと私は思っています。
ご自身の気持ちに正直になる事。
そしてこれからはどんな自分になりたいかを想像して
憧れの自分になれる事を支援できるようにすることを目指しています。
ご自愛・・・
簡単で簡単でないこの言葉。
あなたは本当にご自愛できていますか?