選択の自由が生む不自由さ
過去の話
10数年前、個人で携帯電話を持っている人が大金持ちだった頃…。
スーパーコンピューターいわゆるスパコン。
兆とかまでしか知らなかったのに京や概などの単位で情報を管理できるってすごいなぁ!と感動したのが意外に近年だったと感じます。
それからあまり時を置かずに個人用携帯の普及化とコンパクト化、そしてPCにおけるネットの普及があれよあれよという間に広がり2019年現在生活の一部として欠かせない、さらに進化を続けているのがとても信じられないです。
あの時私は機械音痴というより恐怖症で社会の80%が携帯を持っている時代にポケベルしか持ちたくなかったのです。
それが今やスマホにApple Watch、ネットを駆使してHPを自力で使えるまでに進化したこと事態不思議です。
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ネットや通信機器やアプリの拡充がめざましく、手に入れたい情報はすぐに検索できます。
ひょっとすると知らなくててもいい情報まで知ってしまうこの世界。
過去は情報を手にする人が有利で、いち早く情報を得た人達がお宝を得られるような時代でした。
自分の周囲の人や関わっている事の情報は知っていても遠くの人や世界の情報は手に入れられないものでした。
知りたい事は新聞やTV、本や雑誌などを掻き集めて時間をかけてやっと見つけられるもの。
その過程で気になる違うテーマに出会える新鮮さや感動があったものです。
また個人情報も知りたくても知る事が出来ないものでしたが、今は個人情報がありとあらゆるSNSなどを通じて簡単に見つけられる。それ故に予想もしなかった様々な犯罪も生じている事は確かです。
簡単に知らない人と友達になれるし、探す事も可能となってそれが良くも悪くも人間関係に影響するのは怖いです。
もちろんメリットもたくさんあります。
しかし利用するにあたって発信する側も受け取る側も気をつけるための覚悟が必要だという認識はとても低いです。
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新しい資本主義
「資本主義」について話をしている輪に加わってみるとやっぱり知らない人は理解に苦しんでいるなぁ、あるいは誤解をしていると感じる事が間々あります。
かつての日本は稼げる人はいくらでも稼いだ分だけ得をして良い、という事で役所勤めの公の仕事をしている人はいくら頑張っても給料が上がらないから人気がありませんでした。
自営か大企業に勤めると頑張れば頑張った分だけ利益が上がるからという事で大卒で大企業に就職する事が安心出来たのです。
しかし今は情報戦略といっても日々溢れすぎる情報に受け手が戸惑う位の量の多さで何を信用すべきかわかりにくくなりました。
現在の資本主義の定義は大幅に変化しています。が、資本主義の改変によって働き方に大変革をもたらしています。
明らかに貧富の差が出来、稼げている人はものすごく稼いでいるがそれは人口の僅か30%(私はもっと少ないと感じますが)、他中間層も薄く、どちらかというと生活に喘いでいる人が増えているように思います。
さてこの時代にどう生きていくのか。
誰もが模索しています。
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好きな仕事=生活出来る訳ではない
自分の興味や趣味を活かして生活できたら本当に幸せだと思います。
もしくは生活に支障なく生涯安定した仕事に
つけたらあんの字です。
今はそれが不可能な複雑な時代となりました。
どの職が安定しているとも言えないし、努力しても必ずしも実がなる訳でもない…。
好きな事をしたいけれどそれで生計を立てられる、という訳でもないのです。
さてどうさたら良いのでしょうか、私達は。
得意な事があってスキルが高くてもそれが社会に必要ないと判断されれば生活は出来ません。
流れゆく社会状況の先を見越して常に生き残りをかけて自分が変化しなくてはならないか、が重要になります。いわゆる先見の明です。
これも危うく一発屋で終わらないよう、世界のあちこちにきを配っていないとすぐに飽きられてしまいます。
どの職業の人も模索してもがきながらも自分の道を歩いているなぁ、と感じる今日この頃です。加えて巷に溢れている「AIの進化でなくなる職業」なるものの都市伝説が一人歩きをしてさらに状況を悪化させています。
自分のやりたい事が比較的にできるかもしれないという選択肢の広がりは出来たけれど、それが安定しているのかと言えばイコールではないという厳しい世の中。自由が全て素晴らしいとも悪いとも判断しにくい世界になったと思います。
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だから迷って進む?
どうしてもやり遂げたい事があっても自分が生きていけなければどうしようもありません。
やはり生活するためにはお金が必要です。
「簡単に稼げます!」
「あっという間に100万円稼げる方法を教えます!」
「みんなで幸せになりましょう!」
「今なら無料!」
等々、巧みなお金がないと感じる人達にかけられる甘い言葉。
楽に稼げる仕事なんてありません。
本当にそう思います。
むしろ楽に稼げる方法なんて私なら教えたくないのが本音です。
今なら全部"ゆめまぼろし"と切って捨てます。
お金を支払う、ということは自分では手に入れられないものの対価としてお願いし、それに見合った報酬を渡す事です。
とかく「無料」という言葉が好きな私達ですが「タダほど高いものはない」ことを肝に銘じておかないといけないと思います。
私は仕事と銘打ったものにはタダにはしないです。その代わりに安くする事は相談に乗ります。本当に無料程恐ろしいものはありません。
最後に伝えたかった事はマイナスのリスクを追ってでも極める努力をするのか、すぐにでも簡単にお金を稼ぐ事に集中するのか?という事です。どちらも大切なので半々がいいと思いますがどちらにしても自分が決断しなくては前には進めない、ですよね。
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今年の反省と来年への新たな決意かなぁと思います。
来年はまた新しい考えを持ち、どこかでこけても立ち上がって歩くような年にしたいです。
