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当たり前は存在しない

2020年4月。

こんな状態になっているとは世界中の人のどれくらいの人が予測できたでしょうか。

4年ごとに行われるオリンピックが日本で開催されて今頃は皆がチケットを買い求めて

高額で取引されていたでしょうか?

しかし現実は異なって高値で売買されているのはマスクや消毒薬、医薬品。

こんなこと、誰が考えていたでしょう。

昨年の今頃は当たり前のようにオリンピックを目指して様々な人が好景気を期待し

準備を進めていました。

1年後の日本は家から出る事を余儀なくされ、活気あふれる繁華街に人の気配はなく

さながらゴーストタウンと化しています。


いつかはこうなるだろうと思っていました。

しかし予測して以上に早くその時は訪れてしまったと思っています。

私の人生が終わった後に災害や予期せぬ事態に遅かれ早かれくるのでは・・・

と考えていたので想定よりも前倒しと被害状態が大規模でした。

まさか新型のウイルスの脅威がこうも鮮やかに、迅速に世界を支配するとは

思ってもみなかったです。


今回のウイルス感染拡大の原因の一つは一番初めに異変を感じた医師の忠告が隠蔽された事。医師であるからには明らかに普通の病状と違うから警告を発したにも関わらず世界のメディアは情報を流さなったことだと思います。

特に日本は今になって・・

というよりは個人の発信力により周知がより広まってくれたと思います。

スポーツ選手や芸能人の方々が身をもってその恐ろしさを伝えて下さった事は大きな構成だと思います。それまでは知りたかった情報が全く得られず、どのような病状なのか?症状はどんな風に経過していくのか?が分からなかったので緊急事態宣言が出されても危機感がなかったように感じます。


外出自粛を出されて毎日叫ばれているのは


「生きるか死ぬか」


これは由々しき問題なのですがあまりにもそれに固執し過ぎて根本の問題から目をそらしています。

・ウイルスによって死ぬのか?

・経済的に生きていけなくなるのか?

致命的な2つの問題に直面しているわけです。

どちらも最重要事項です。

共倒れです。

それは私だけではなく皆が平等に立たされている立場です。

今までの当たり前のメソッドは通用しない危機に直面しています。

私は常々考えていたのは

「教科書通りにはことは進まない事」

「非常識は時に危機を救う」

のです。

基本的に私の思考はネガティブと呼ばれるものです。

最悪な状況をいつも危惧していてどうしたらよいのか?

生きるためには何が必要なのか?

を心配していました。

また、獣医師をしてからもセオリーはないと思って治療をしていました。

病名という診断と治療法は1つではないと思っていたからです。

大きな病気のもとは1つあるかもしれないけれど

今起こしている症状はその他にも複数あるという事です。

今、最前線でウイルスと闘っている医療従事者全ての人が抱えている悩みでしょう。

基礎疾患を持ち免疫が低下している人が多くに罹患している事が初めにわかり

若い人や健康な人は大丈夫と言われていたのもつかの間、感染拡大とともに

病状の進行速度・感染者に特定の条件はなくすべての人が罹患する可能性がある事が

ようやく報道され少し危機感が増したようですがそれでも皆が協力しない限りは

広がりはおさまらないでしょう。

そして最も厄介なのはその国単位で封じ込めたとしても世界で流行しているものを移動せずに経済を元のように戻そうとしても戻せません。

つまりは人間間での感染が重篤な場合、人間同士のやりとりは困難となるのです。

台湾や韓国で封じ込めに成功したとはいえ、国交間でのやり取りなしに現在を生き抜くのはかなりのリスクを負います。


感染拡大と共に必要な事は

・治療法の確立

・ワクチン等の予防策

・ウイルス自体の性質を理解する事

が急がれるでしょう。

しかしこれはさらに困難を深めているでしょう。

つまり1秒毎に進行が早く、今は大丈夫であっても急変する可能性が高い事が大きな壁となります。

治療が上手くいったとして安心できない点です。

快方に向かったとしてもPCR検査で陰性になるまでで投薬はいいのか

あるいはいつまで投薬をしたら完全に大丈夫といえるのか?

今は誰にも分らないことです。

ある意味、それをいち早く見つけたらその研究者は「ヒーロー」になるでしょう。

「ヒーロー」が出てくる前にどれくらいの時間が必要なのか未知です。

ですから短期戦で終わると考えない方が得策です。

あと1か月・・・我慢したら元通りになるという期待はもたないと良いでしょう。

ウイルス学・公衆衛生学を学んでいるからこそ私は強く警告します。

誰にも終息する期間は不明です。

戦うにしても相手の素性の情報量が少なくては負け続けるしかありません。

ここは世界の人々が協力して役割を分担をし解析しない限りは数年は必要です。

各国で連携をとり、私利私欲を持たず、ウイルスの性質の解明・疫学的・医薬品開発・解剖学的所見・症状の分類等をまとめ情報を開示しない限り早期に解決はしません。

しかし今の段階では医師・看護師自体も日々治療で精一杯で研究段階には至りません。

では私達は何をしたらよいでしょうか?


最も大事な事。

「自分の命と人類の命を守る」

ことでしょう。


つまりはこれ以上の被害者がでないよう


「感染させない」


「感染しない」


自己管理です。

これだけです。

これ以上感染者を出さない、自分もかからない、人にもうつさないを肝に銘じないとだめでしょう。


「あなたは保菌者といえますか?」


これは完全に「NO」と言い切れません。


東京に住んでいる方はハイリスクです。



 

ここまで来たら元の世界に戻る為に数年はかかるでしょう。

そのうちに経済的に苦しくなり生活できない人ばかりになるでしょう。

どの職業が良い訳でもなく皆が共倒れになります。

そうならないようどうしたら良いのか?

目先の事に惑わされず、自己の防御だけでなく皆の健康が需要なカギとなります。

今は不公平とか、他人の事を気遣えずに誹謗中傷をしたり、ないものねだりとかをしている場合ではないのです。これはあと数か月でどうなる訳ではありません。

お互いに出来る事をしていかなくては自分も救えません。

飲食業・商店・エンターテイメントなどを筆頭にありとあらゆる職業が困難に直面しています。

なんの保証も未来もない今、不安が募るばかりですがそれに飲み込まれず

自分が出来る事をしましょう。

家から出る事を控えるだけで誰かの命を救うかもしれません。

我慢するのは大人も子供同じです。

我慢し続ける事は苦痛です。

でも我慢しているのはあなただけじゃない。

世界の人々が同じ状態です。

今よりも衣食住が満たされていない人々はたくさんいらしてその人達はもっと苦しいでしょう。家にいることすらままならないのですから。

私はまだ家にいることが出来ています。

有難い事です。

本当に感謝です。

生活も苦しい。

先も見えない。

けれど今の私は生きていられる。

明日は来ないかもしれない。

でも今を無事に過ごせて本当に良かったと思っています。


いつか。

皆様とまた会えたらいいですね、笑顔で。


 




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